東北大学病院 精神科

2020.09.08

菊地紗耶先生の総説が「精神医学」9月号(特集「周産期メンタルヘルスの今」)に掲載されました。

菊地紗耶先生の総説が「精神医学」2020年9月号(特集「周産期メンタルヘルスの今」)に掲載されました。

出生コホートは子どもの発達とそれに伴う諸問題を理解する上で有用であるばかりでなく、産後うつ病など周産期メンタルヘルスの諸問題を理解し、より良い対応法を開発する上でも有益です。本総説では国内外の出生コホートとともに東北メディカル・メガバンク事業で取り組んでいる出生コホートを元にした、産後うつ病の問題への取り組み、さらに、同事業のアドオンコホートとして、バイオセンシングによるセルフモニタリングにより妊産婦のメンタルヘルスを把握し、サポートを提供するスマイリー・マミー・プログラムの紹介を行い、周産期メンタルヘルスに取り組む臨床的な観点から、これらの出生コホートが産後うつ病の理解にもたらす展望について概説しています。

引用:菊地紗耶、小林奈津子、小野千晶、割田紀子、村上慶子、小原拓、長神風二、栗山進一、富田博秋. 東北メディカル・メガバンク事業出生コホートを起点とした産後うつ病研究. 精神医学 62 (9) 1245-1252, 2020

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