2022.12
兪先生が論文を執筆し、プレリリースされました。
兪志前先生らは、統合失調症罹患者の脳領域（背外側前頭前野）のトランスクリプトーム解析を行ったところ、女性罹患者において GABA 神経伝達とミトコンドリア機能に関連する遺伝子の顕著な発現変動が認められ、ミトコンドリア代謝を制御する ACSBG1 の DNA 高メチル化および発現減少を特定した。統合失調症の性差に着目することで病態解明が進む可能性を示唆した。
この成果は Molecular Neurobiology 誌にオンライン掲載された。
Z Yu, K Ueno, R Funayama, M Sakai, N Nariai, K Kojima, Y Kikuchi, X Li, C Ono, J Kanatani, J Ono, K Iwamoto, K Hashimoto, K Kinoshita, K Nakayama, M Nagasaki, H Tomita. Sex-specific Differences in the Transcriptome of the Human Dorsolateral Prefrontal Cortex in Schizophrenia.
https://doi.org/10.1007/s12035-022-03109-6
「東北大、統合失調症を罹患した女性では男性より多くの遺伝子発現が変動していることを確認」日本経済新聞電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXZRSP645693_Y2A201C2000000/
プレスリリースが本学のウェブサイトに掲載されました。
東北大学
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/12/press20221208-04-schizophrenia.html#.Y5GDd7fGfQU.twitter
