東北大学病院精神科病診連携のご案内
東北大学病院精神科では「休養・アセスメント入院」という枠組みを設けて、アセスメントを行うことを含めた休養、または、アセスメントのための入院を受け入れることで、地域精神医療の中で大学病院の役割を活かした病診連携を通して、医療ネットワークとしての地域の精神医療ニーズへの対応力を強化できればと考えています。
また、睡眠障害につきましても「睡眠障害検査入院」を始めておりますので、併せてご案内いたします。
■休養・アセスメント入院
〇想定される主な対象疾患
気分障害：
うつ病性障害、双極性障害で精神科通院中の患者さんで、病状の改善が思わしくない、あるいは、病状が安定しない等により、改めて各方面からアセスメントを行い、今後の治療方針や生活習慣を検討することを目的とした入院を行う（必要に応じて休養目的主体も受け入れ）。
認知機能障害：
精神科通院中の患者さんを対象とした認知症等、認知機能低下の精査を行う。
〇入院に関する条件について
・任意入院、基本的には4人部屋（もしくは特別個室：13750円/日（2022.4現在））
・入院期間は基本的に８週間程度までを想定
・閉鎖的環境（閉鎖病棟であるが、スタッフがドアを開けてお通しする）であること
〇入院中に行う検査
入院担当医が個別に検討いたしますが、特に必要と思われるものがあれば、申し込みシートにチェックをお願いします。
■精神科睡眠障害検査入院
〇対象
①中枢性過眠症（ナルコレプシー、特発性過眠症）が疑われる方
②精神疾患の症状が安定した後も睡眠症状（不眠、過眠等）が持続する方
〇入院に関する条件について
・入院期間の目安は1泊、評価結果は外来で説明
・任意入院、特別個室（13750円/日：2022.4現在）を使用
・入院前に、検査の予約枠を確保してから入院日を決定
・閉鎖的環境（閉鎖病棟であるが、スタッフがドアを開けてお通しする）であること
〇入院中に行う検査
【一般検査】
□血液一般・血液生化学一般，□FT4,・TSH，□ビタミンB1,・B12 等
【睡眠症状評価】
□PSQI(ピッツバーグ睡眠質問表), □ESS(エプワース眠気尺度), □睡眠日誌
【生理検査】
□終夜睡眠ポリグラフ検査 (polysomnography: PSG)
※必要に応じて外来で行う検査
□脳MRI
□反復睡眠潜時検査（multiple sleep latency test: MSLT）等
①【休養・アセスメント入院申し込みシート】を記入
②申し込みシートを精神科外来へFAXください。
FAX番号：022-717-7037
FAXの受け取り確認として、当科外来クラークからお電話いたします。
より詳細な紹介状をいただける場合は、一緒にFAXいただければ幸いです。
③基本的には当日中に、担当者より
・入院日（受け入れ可能日）をお電話いたします。
④入院日・入院オリエンテーション（入院前日・精神科外来）について、患者さんへご連絡ください。
日程変更の必要がある時のみ、当科外来（022-717-7737）へご連絡ください。
⑤【東北大学病院精神科での休養/アセスメント入院をされる方へ】に入院日・入院オリエンテーション日を記入の上、患者さんにお渡しください。
入院前の流れが記載されておりますので、必ずお渡しください。
⑥申し込みシート原本を紹介状として当科宛に郵送ください（後日で結構です）。
(1) 休養・アセスメント入院申し込みシート（FAX用）ダウンロード(word)
(2) 東北大学病院精神科での休養・アセスメント入院をされる方へ（入院予定となった患者様へ配布用）ダウンロード(pdf)
●その他資料
(3)休養・アセスメント入院のご案内ダウンロード(pdf)
・1枚目：診療所の先生方へのご説明
・2枚目：休養/アセスメント入院お申し込みの流れ
・3枚目：患者説明用
(4)申し込みシート郵送のお願いダウンロード(pdf)
(5)東北大学病院精神科の病棟ルールについて（参照用）ダウンロード(pdf)
ご不明な点がございましたら、下記までお問合せください。
※このお問い合わせ先は、ご紹介くださる医療機関の先生方のためのものです。
患者様は、まずはかかりつけの主治医の先生とのご相談をお願いいたします。
・電話でのお問い合わせ：022-717-7737（精神科外来）
「休養/アセスメント入院の件で」とお話しください。
・メールでのお問い合わせ：psy@med.tohoku.ac.jp
入院の内容や対象となるか等のご相談をお寄せください。
今後とも、ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。
| 診療科長 | 富田 博秋 |
| 医局長 | 小松 浩 |
| 病棟医長 | 佐久間 篤 |
| 副病棟医長 | 冨本 和歩 |
| 外来医長 | 小林 奈津子 |
