2020年3月末日をもちまして、予防精神医学寄附講座は終講となります。
これまでのご厚誼ならびにご支援に心より感謝申し上げます。
終講後、本講座のサイトは、東北大学大学院医学系研究科精神神経学分野ホームページ内のリンク集よりご覧いただけます。
どうぞよろしくお願い致します。
2020年1月16日(木)、17日(金)に、TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口において、当講座主催、みやぎ心のケアセンター共催にて「複雑性PTSD(C-PTSD)研修」が開催されました。
本研修では、金吉晴先生(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所所長)、丹羽まどか先生(同 研究員)、大滝涼子先生(同 研究生)を講師にお迎えし、C-PTSDの病態理解と診断、感情と対人関係調整スキル・トレーニング(STAIR)/ナラティブ・ストーリィ・テリング(NST)のセッションの進め方や留意点について体系的にご講義頂きました。
当日はトラウマ臨床に関わる医師、公認心理師、臨床心理士46名の方々にご参加いただきました。
研修では、STAIR段階のセッションの様子を理解できるよう講師のデモンストレーション、参加者同士のロールプレイや、NST段階での面接の様子がわかる動画資料などを通じて、実践的な学びの機会となりました。
これにより、宮城県を中心とした被災地において、専門職が複雑性トラウマについての正しい知識と診療・支援スキルを身につけた専門家や施設が増えていくことを期待しています。
2019年12月11日(水)にTKPガーデンシティPREMIUM仙台西口にて、当講座とみやぎ心のケアセンター共催の「2019年度第4回心理支援スキルアップ講座」が開催されました。今回も、診療やさまざまな支援の場で認知行動的アプローチを実践的に用いることを念頭に、心理支援スキルおよび宮城県内の精神保健医療水準の向上を目的として開催しました。
今回の講座では、「日頃の支援に活かす認知行動的なアプローチ」というテーマで、大野裕先生(認知行動療法研修開発センター理事長)をアドバイザーにお迎えし、グループディスカッションを行いました。当日は、30名の精神科医、臨床心理士、精神保健福祉士等の方々が参加しました。
講座では、まず始めに「認知行動的技法を面接場面で導入する場合、クライアントの動機を高める際に困っている点、工夫している点」について、次に「非機能的な認知が強いためなのか、認知再構成法を用いても確信度や認知が変わらず苦慮する場合において、治療上どのような工夫が考えられるか」というテーマでグループディスカッションを行いました。導入の動機づけ、困難事例への対応について、活発な意見交換がなされ、全体での情報共有と総括により、普段の臨床場面を振り返りながら、明日からの支援に役立つ知識を得ることができました。
今回をもちまして、当講座主催の心理支援スキルアップ講座は終了となります。これまでご参加頂いた皆様に心より感謝申し上げます。尚、令和2年度の心理支援スキルアップ講座は、みやぎ心のケアセンター主催にて継続開催予定です。
2019年10月19日(土)に仙台駅前HUMOS5にて、当講座主催、みやぎ「学校臨床心理士」の会後援のもと、「学校と精神医療との連携のための研修会」が開催されました。
今回の研修では、「思春期・青年期の精神症状の見立てと介入・連携」というテーマで、前半は精神症状の見立てについて、後半は医療機関との連携のポイントについて、ミニレクチャーとグループワークを行いました。当日は、15名のスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、教員等の方々が参加しました。
参加者の方々には、職種ごとにグループに分かれて頂き、日々の支援の工夫や苦労、疑問点をディスカッションして頂きました。精神症状の見立てと情報共有する際の苦労、本人とその家族、医療機関、他職種との連携の際の困り事について、グループワークで挙がった意見を全体で共有し、講師が疑問や質問に回答しました。
尚、本研修はAMED「児童・思春期における心の健康発達・成長支援に関する研究」事業の一環で行われました。
2019年10月17日(木)に石巻市かほくホールにて、当講座とみやぎ心のケアセンター共催、震災こころのケア・ネットワークみやぎからころステーション後援のもと「第16回こころのエクササイズ研修~支援業務に活かすコミュニケーションスキル~」を開催しました。
本研修は、東日本大震災被災地で精神保健・福祉等の支援業務に従事する方に対して、支援スキルの向上および自身の心の健康増進と精神的不健康の予防のために、認知行動療法に関する知識を学んでいただくことを目的とした研修です。
当日は、保健師・精神保健福祉士・社会福祉士・介護支援専門員等、多職種の方々、34名が参加されました。研修では、相手との関係づくりのコツとソクラテス式質問について演習を交えて講義を行いました。参加された方々は、ペアワークによる実践的な体験を通じて、前半は関係をONにするためのコツを体系的に学び、後半はソクラテス式質問により、より具体的な情報を得て、問題を同定していく過程などを学びました。
本講座は、認知行動療法(CBT)を中心に実践に役立つ心理支援スキルについての研修を行い、宮城県内の精神保健医療水準の向上を目的にしています。東北大学予防精神医学寄附講座とみやぎ心のケアセンターが共催で開催しており、本年度で8年目を迎えます。
本年度最後となります、第4回(12月11日)の開催に参加をご希望の方は、下記の要項をご確認の上、お申込みくださいますようお願い申し上げます。
【テーマ】「日頃の支援に活かす認知行動的なアプローチ」
皆様からお寄せいただいた日頃のCBTに関する質疑やテーマに沿って、グループワーク・グループディスカッションを予定しております。
アドバイザー:大野 裕 先生(認知行動療法研修開発センター 理事長)
【開催日時】2019年12月11日(水)18:30~20:30
【場所】TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口7階 カンファレンスルーム7G
【対象】精神保健・医療・教育機関等に所属する医師、看護師、臨床心理士などの専門職
【定員】50名程度
【参加費】無料
【申込方法】参加申込書(WordまたはPDF)に必要事項を記載しE-mail添付にてお申し込みください。
【申込締切り】2019年11月20日(水)(必着)
【申込先:問合せ先】
東北大学大学院医学系研究科予防精神医学寄附講座 担当:國井
E-mail:cbt.skillup@gmail.com TEL&FAX:022-717-8059
2019年9月7日(土)・8日(日)に、東北大学星陵キャンパスにて、当講座主催の「トラウマ・フォーカスト認知行動療法(TF-CBT)研修」が開催されました。
本研修では、TF-CBTラーニングコラボティブ研究会より、亀岡智美先生、八木淳子先生、新井陽子先生を講師にお迎えし、TF-CBTの概要や各セッションの進め方と留意点について体系的にご講義頂きました。
当日は子どものトラウマ臨床に関わる医師、公認心理師、児童心理司など43名の多職種の方々にご参加頂きました。
研修では、TF-CBT導入時の面接の様子がわかる動画資料、協働トレーナーの先生方のデモンストレーション、参加者同士のロールプレイ、セッション内で子どもと実施するゲームの体験、グループ・ディスカッションなど、座学での講義にとどまらない実践的な学びの機会となりました。
これにより、宮城県を中心とした被災地において、専門職が子どものトラウマについての正しい知識と診療・支援スキルを身につけ、実際にトラウマの治療を必要とする子どもにTF-CBTやこれを応用した心理支援を実践する専門家や施設が増えていくことを期待しています。
2019年9月6日(金)に仙台市戦災復興記念館において、当講座主催、みやぎ心のケアセンター共催にて「子どものPTSDアセスメント研修」が開催されました。本研修は、亀岡智美先生(兵庫県こころのケアセンター副センター長)を講師にお迎えし、子どものPTSD概論、アセスメント、UCLA心的外傷後ストレス障害インデックスの実施方法について学びました。
当日は73名の医師、看護師、公認心理師、児童心理司など、子どもの医療・福祉・教育分野で支援に関わる多職種の方々にご参加いただきました。
研修では、治療の大前提として、心的外傷の有無、程度を適切に評価することの重要性を再確認し、丁寧にトラウマ反応や症状評価についてご講義頂きました。子どものトラウマについてアセスメントを行う専門家の能力が高まることが、宮城県をはじめとした被災地における支援の質を向上させることに寄与することを期待したいと思います。
2019年9月4日(水)にTKPガーデンシティPREMIUM仙台西口にて、当講座とみやぎ心のケアセンター共催の「2019年度第3回心理支援スキルアップ講座」が開催されました。今回も、診療やさまざまな支援の場で認知行動的アプローチを実践的に用いることを念頭に、心理支援スキルおよび宮城県内の精神保健医療水準の向上を目的として開催しました。
今回の講座では、「日常的な認知行動アプローチで活用するマインドフルネス」というテーマで、熊野宏昭先生(早稲田大学人間科学学術院教授/応用脳科学研究所所長)を講師にお迎えし、ご講演いただきました。当日は、56名の精神科医、臨床心理士、精神保健福祉士等の方々が参加しました。
講演では、マインドフルネスを通じて、自分の体験に気づき、反応を止めること(心を閉じない、呑み込まれない)によって新たな行動の選択を可能にできること、認知行動療法に含まれる認知療法と行動療法という異なる体系が、マインドフルネスにより共通の立脚点をもちつつ拡がりをみせ、新たな文脈の選択が可能になっていること等を学びました。また、ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)で目指している向社会的な外顕的行動を増やす行動活性化においても、体験の回避や認知的フュージョンに取り込まれないために、アクセプタンス(心を閉じ込めない)、脱フュージョン(呑み込まれない)等の介入について理解を深め、価値を明確化し方向性をもって「今、ここを生きる」ことを学びました。
次回は、今年度最後の開催となり、2019年12月11日(水)に大野裕先生を講師にお迎えし、皆様からお寄せいただいた質疑・テーマに沿ってグループワーク・ディスカッションを行い、認知行動的アプローチについて理解を深める内容にて開催を予定しております。
本研修は、東日本大震災被災地で精神保健・福祉等の支援業務に従事する方に対して、支援スキルの向上および自身の心の健康増進と精神的不健康の予防のために、認知行動療法に関する知識を学んでいただくことを目的とした研修です。
今年度2回目(最終回)の開催となる今回のテーマは、「支援業務に活かすコミュニケーションスキル〜関係づくりと質問テクニック〜」です。認知行動的なテクニックの中でも、コミュニケーションの基盤となる関係づくりのコツやソクラテス式問答を取りあげ、演習を交えて学びます。
参加を希望される方は、下記の要項をご確認の上ご応募くださいますようお願い申し上げます。
日時:2019年10月17日(木)13:00~16:00 (12:30受付開始)
会場: | かほくホール(石巻市千石町4-42石巻河北ビル) ※会場には駐車場の用意がございません。公共交通機関をご利用いただくか、近隣の有料駐車場(提携なし)をご利用ください。 |
対象者: | 精神保健・福祉等に関する仕事をしており、支援スキルの向上や認知行動療法に関する知識の学習を目指す方 |
参加費:無料
共催:みやぎ心のケアセンター
後援:一般社団法人震災こころのケア・ネットワークみやぎ からころステーション
研修会の詳細およびお申し込み方法・お問い合わせ先につきましては、pdfファイルをご確認下さい。
pdfファイルはこちら
8月2日、TKPガーデンシティ仙台勾当台にて、当講座主催、みやぎ心のケアセンター共催のもと「災害復興期の長期メンタルヘルス研修会」が開催されました。
当日は、「宮城・仙台と熊本の今とこれから」というテーマで、熊本から矢田部裕介センター長(熊本こころのケアセンター)をお迎えし熊本での支援の報告を、また、林みづ穂所長(仙台市精神保健福祉総合センター)、山崎剛副センター長(みやぎ心のケアセンター)から仙台、宮城での支援の報告を頂きました。報告後には、“宮城・仙台と熊本”の被災地域を結んで、また“今とこれから”という復興プロセスを結んで、参加者も交えた意見交換会も行われました。県・市の職員、心のケアセンター職員等30名が参加し、市町との連携の在り方、今後のケアセンターの役割と課題などについて、活発な意見交換が行われました。
災害の特徴は異なる側面がありますが共有する課題も多く、災害により顕在化した地域保健課題に関係機関がどう連携し、継続的にアウトリーチ型の支援を行うか、その際に“生活モデル”という視点での見守りが果たす役割の重要性についても提言がありました。さらには、災害公営住宅などで暮らす方への継続的な支援の必要性、現場で被災者を支える支援者のメンタルヘルスケアについても検討がなされ、今後の更なる復興への道筋を共有することができました。
8月1日(木)にTKPガーデンシティ仙台にて、当講座企画シンポジウム【東日本大震災復興期でのメンタルヘルス支援】が、みやぎ心のケアセンター、東北大学災害科学研究拠点、東北大学コンダクター型災害保健人材の養成プログラム、東北大学災害科学国際研究所の後援のもと開催されました。
東北を中心に全国から、当初の予想を大幅に超える126名の参加者にお集りいただくことができました。猛暑の中、たくさんのご来場誠にありがとうございました。
シンポジウムでは、これまでの被災地での経験から集積された知見をもとに、職場のメンタルヘルス支援の在り方、また震災ストレス、トラウマ体験を抱える方への心理学的支援の在り方という2つのテーマで、各シンポジストの実践や研究を通した貴重な経験を伺い、今後のメンタルヘルス支援の課題について共有する機会となりました。
参加者の皆様からは、今後の復興期のメンタルヘルス支援に役立ち、大変参考になったとのご意見を頂き、盛会裡に終えることができました。
改めまして、ご来場いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
※尚、本シンポジウムでの講演内容は、後日当講座ホームページまたは東北大学精神神経学分野のホームページ上に報告集として掲載予定です。
≪当日の様子≫
【災害復興期における職場のメンタルヘルス支援】
災害復興期における職場のメンタルヘルス支援について、復興プロセスに応じた支援者支援の在り方や平時からのストレスマネジメント・セルフケアの重要性、各地域での独自の取り組み(ポピュレーションアプローチやアウトリーチ支援)という視点で発表が行われました。東北被災3県での取り組みに共通する課題と各地域特有の課題、関係機関との連携の在り方を整理し、支援者の方々がエンパワーメントするために必要な対策について討議し、シームレスで効果的な支援を継続できるような対策について共有することができました。
【災害復興期における心理学的支援】
災害復興期における心理学的支援について、遷延化するトラウマを抱える方々、復興期に顕在化する地域コミュニティ・住民の問題等に地域の関係機関がどう連携して支援を行うか、また治療者・支援者の人材育成や安全で効果的なケアを実現するための技術の普及啓発といった視点で発表が行われました。公衆衛生、予防的アプローチとしての心理学的支援や子どものトラウマなど専門的な心理学的支援について体系的に支援方法を学び、今後も継続的且つ重層的なアプローチを促し、回復のプロセスの中で寄り添い続ける伴走者としての姿勢の重要性を共有することができました。
【総括/総合討論】
これまでの経験から集積された知見をどのように伝え、災害時の支援や連携のシステムをどう維持するか、遷延する心理的問題にどう向き合っていくか、といった課題をそれぞれの見地から討議しました。
2019年7月24日(水)にTKPガーデンシティPREMIUM仙台西口にて、当講座とみやぎ心のケアセンター共催の「2019年度第2回心理支援スキルアップ講座」が開催されました。今回も、診療やさまざまな支援の場で認知行動的アプローチを実践的に用いることを念頭に、心理支援スキルおよび宮城県内の精神保健医療水準の向上を目的として開催しました。
今回の講座では、「日頃の支援に活かす認知行動的アプローチ」というテーマで、事例検討会を行いました。当日は、42名の精神科医、臨床心理士、精神保健福祉士等の方々が参加しました。
事例検討会では、冨本和歩先生(東北大学精神科)から提供された事例をもとに、「CBT的なアプローチ」の臨床実践について、参加者とのディスカッションを交えながら解説をして頂きました。ケースフォーミュレーションにおける問題の明確化、本人との目標共有の重要性、介入前からの共感的理解と適切なタイミングでの介入、出来事における認知と文脈の捉え方など、多様な視点での活発な意見交換がなされ、理解を深めることができました。
次回開催は、2019年9月4日(水)に熊野宏昭先生を講師にお迎えし、「日常的な認知行動アプローチで活用するマインドフルネス」をテーマに行う予定になっております。
8月1日に開催される標記シンポジウムの当日のプログラムにつきまして、ご案内申し上げます。
(“※ 当日のプログラムはこちらpdf”よりご覧いただけます)
被災地支援や災害精神医学に携わる関係者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。
日時:2019年8月1日(木曜日)10:00-17:00 ( 9:30受付開始)
場所:TKPガーデンシティ仙台 AER30階 ホール30A
対象:医療、保健、福祉、教育分野の業務等に携わる支援者・専門家
申込: | 事前申込不要 参加費無料 |
主催:東北大学大学院 医学系研究科 予防精神医学寄附講座
後援: | みやぎ心のケアセンター 東北大学 災害科学研究拠点 東北大学 コンダクター型災害保健医療人材の養成プログラム 東北大学 災害科学国際研究所 |
※ 当日のプログラムはこちら(pdf)
本講座は、認知行動療法(CBT)を中心に実践に役立つ心理支援スキルについての研修を行い、宮城県内の精神保健医療水準の向上を目的にしています。東北大学予防精神医学寄附講座とみやぎ心のケアセンターが共催で開催しており、本年度で8年目を迎えます。
本年は、5月29日に第1回を終え、今後、第2回7月24日(大野裕先生)、第3回9月4日(熊野宏昭先生)、第4回12月11日(大野裕先生)に開催予定です。
このたび、第3回(9月4日)の開催にあたり参加をご希望の方は、下記の要項をご確認の上、お申込みくださいますようお願い申し上げます。
【テーマ】「日常的な認知行動アプローチで活用するマインドフルネス」
近年ニーズが高まっているマインドフルネスについて、それほど構造化されていない日頃の治療や支援委活かすための知識やスキルなどを学びます
講師: 熊野宏昭 先生(早稲田大学人間科学学術院教授 応用脳科学研究所所長)
【開催日時】2019年9月4日(水)18:30~20:30
【場所】TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口7階 カンファレンスルーム7A
【対象】精神保健・医療・教育機関等に所属する医師、看護師、臨床心理士などの専門職
【定員】50名(但し、定員を超えた場合は申込書の内容に応じた選考を行うことがあります)
【参加費】無料
【申込方法】参加申込書(WordまたはPDF)に必要事項を記載しE-mail添付にてお申し込みください。
【申込締切り】2019年8月8日(木)(必着)
【申込先:問合せ先】
東北大学大学院医学系研究科予防精神医学寄附講座 担当:國井
E-mail:cbt.skillup@gmail.com TEL&FAX:022-717-8059
6月30日に募集締め切りとなりました「子どものPTSDアセスメント研修」および「TF-CBT研修」につきまして、追加募集のご案内を申し上げます。
宮城県を中心とした被災地において、子どもの支援に携わる専門職や支援者が、子どものトラウマにかかわる症状、特にPTSDの評価についてのスキルを向上させることが必要と考え、当講座では、みやぎ心のケアセンター共催にて、専門職や支援者が子どものトラウマやPTSDへの理解を深め、その適切な評価を学ぶ研修会を、下記の通り開催します。
参加をご希望の方は、下記開催要綱をご確認の上、申込書を添えてE-mailにてお申込みください。
【日時】令和元年9月6日(金)13:00-17:30
【場所】仙台市戦災復興記念館5階 第5会議室(仙台市青葉区大町2-12-1)
【講師】亀岡智美 先生(兵庫県こころのケアセンター 副センター長)
【対象】子どものトラウマの詳しい評価法を学ぶことに関心をもつ専門職(医師、心理士等)や支援者
【費用】無料
【締切】7月17日(水曜日)まで募集を延長しています
【日時】 | 令和元年9月7日(土)・9月8日(日)両日9:30-17:30 |
※両日参加のこと |
【場所】東北大学星陵キャンパス 医学部6号館1階カンファレンス室1(仙台市青葉区星陵町2-1)
【講師】TF-CBTラーニングコラボティブ研究会
【対象】 | 子どものトラウマに関する基本的知識をもつ医師、公認心理師、その他専門資格を有する方 |
※開催要綱にある条件を満たす方が対象となります。必ずご確認の上お申し込みください。 |
【費用】無料
【締切】7月17日(水曜日)まで募集を延長しています
お問い合わせ先:東北大学予防精神医学寄附講座 cbt.skillup@gmail.com
本講座は、認知行動療法(CBT)を中心に実践に役立つ心理支援スキルについての研修を行い、宮城県内の精神保健医療水準の向上を目的にしています。東北大学予防精神医学寄附講座とみやぎ心のケアセンターが共催で開催しており、本年度で8年目を迎えます。
本年は、5月29日に第1回を終え、今後、第2回7月24日(大野裕先生)、第3回9月4日(熊野宏昭先生)、第4回12月11日(大野裕先生)に開催予定です。
このたび、第2回(7月24日)の開催にあたり参加をご希望の方は、下記の要項をご確認の上、お申込みくださいますようお願い申し上げます。
【テーマ】「日頃の支援に活かす認知行動的アプローチ」
構造的なCBTではなく、「CBT的なアプローチ」を実践に用いることを念頭に、事例検討会を予定しております。
アドバイザー:大野裕先生(認知行動療法研修開発センター 理事長)
※ 事例発表者を募集しております。
日常診療・支援場面で認知行動的アプローチを用いた事例について、介入の全体あるいは一部についてぜひご紹介ください。発表の準備については、可能なお手伝いをいたします。
【開催日時】2019年7月24日(水)19:00~20:30
【場所】TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口7階 カンファレンスルーム7G
【対象】精神保健・医療・教育機関等に所属する医師、看護師、臨床心理士などの専門職
【定員】50名程度(先着優先。但し、申込書の内容に応じた選考を行うことがあります)
【参加費】無料
【申込方法】参加申込書(WordもしくはPDF)に必要事項を記載しE-mail添付にてお申し込みください。事例発表をご希望の方は、申込書にその旨を記載ください。
【申込締切り】 2019年7月17日(水)(必着) ※事例発表の申込締切りは6月21日(金)
【申込先:問合せ先】
東北大学大学院医学系研究科予防精神医学寄附講座 担当:國井
e-mail:cbt.skillup@gmail.com TEL&FAX:022-717-8059
2019年5月28日(火)にTKPガーデンシティプレミアム仙台西口にて、当講座とみやぎ心のケアセンター共催、精神保健福祉総合センター(はあとぽーと仙台)後援のもと「第15回こころのエクササイズ研修~支援業務に活かす認知行動的スキル・問題解決法~」を開催しました。
本研修は、東日本大震災被災地で精神保健・福祉等の支援業務に従事する方に対して、支援スキルの向上および自身の心の健康増進と精神的不健康の予防のために、認知行動療法に関する知識を学んでいただくことを目的とした研修です。
当日は、保健師・看護師・精神保健福祉士・保育士・介護支援員・生活相談員等、多職種の方々、39名が参加されました。研修では、認知行動的なスキルとして問題解決スキルとソクラテス式質問について演習を交えて講義を行いました。参加された方々は、グループワークやペアワークによる実践的な体験を通じて、①問題の明確化、②目標を具体化、③解決策を考える、④ベストなアイデアを選ぶ、⑤実行して評価する過程を学びました。活発にコミュニケーションを図りつつ、日頃の活動に活かすための工夫についても考え、熱心に学びを深めていました。
次回(最終回)は、秋ごろの開催を予定しております。皆様からのニーズにお応えできる内容を企画し、詳細が決まり次第ご案内申し上げます。
2019年5月29日(水)にTKPガーデンシティPREMIUM仙台西口にて、当講座とみやぎ心のケアセンター共催の「2019年度第1回心理支援スキルアップ講座」が開催されました。今回も、診療やさまざまな支援の場で認知行動的アプローチを実践的に用いることを念頭に、心理支援スキルおよび宮城県内の精神保健医療水準の向上を目的として開催しました。
今回の講座では、社交不安障害の認知行動療法について、ミニ講座と事例検討会を行いました。当日は、43名の精神科医、臨床心理士、精神保健福祉士等の方々が参加しました。
第一部のミニ講座では、濱家由美子先生(東北大学精神科)が講師となり、社交不安障害の認知行動療法マニュアルの流れに沿って、フォーミュレーションや介入スキルについて解説していただき、治療法の概要について理解することができました。 第二部の事例検討会では、金井嘉宏先生(東北学院大学准教授)をお招きし、社交不安障害にうつ病を併存する事例に対して認知行動療法を実施した事例についての検討を行いました。心理教育や行動実験の実際、マインドフルネスの技法の併用などについて丁寧に解説して頂き、事例や治療についての理解を深めることができました。
次回開催は、2019年7月24日(水)に大野裕先生をアドバイザーとしてお迎えし、事例検討会を行う予定にしております。
東日本大震災の被災地では、多様なトラウマを経験する子どもの問題が浮き彫りになってきています。しかし、子どものトラウマについての理解は未だ不十分であり、支援の現場ではPTSDなどのトラウマに伴う症状を適切に評価することが難しいことが多いのも現状です。このため、宮城県を中心とした被災地において、子どもの支援に携わる専門職や支援者が、子どものトラウマにかかわる症状、特にPTSDの評価についてのスキルを向上させることが必要と考えられます。そこで、当講座では、みやぎ心のケアセンター共催にて、専門職や支援者が子どものトラウマやPTSDへの理解を深め、その適切な評価を学ぶ研修会を、下記の通り開催します。
≪日時≫ 令和元年9月6日(金曜日)13:00~17:30(受付開始12:30)
≪会場≫ | 仙台市戦災復興記念館 5階 第5会議室 |
〒980-0804 仙台市青葉区大町2-12-1 TEL 022-263-6931 |
≪講師≫ 亀岡 智美 先生(兵庫県こころのケアセンター 副センター長)
≪対象≫ 子どものトラウマの詳しい評価法を学ぶことに関心をもつ専門職(医師、心理士等)や支援者
≪定員≫ 100名(最大)
≪受講料≫ 無料
≪申し込み方法≫
・参加者希望者は、別紙の申込書に必要事項を記入の上、メールにてお申込みください。
・対象条件についての審査を行い、参加の可否を決定し、通知します。
・申込後、都合により受講できない場合、受講待機者が出た場合にその方への連絡、資料などの準備の都合があります。速やかに事務局へご連絡ください。
≪申し込み〆切≫ | 令和元年6月30日(日曜日) |
参加申込書メール宛先:cbt.skillup@gmail.com |
≪その他≫ 詳細につきましては、開催要綱をご確認ください。
お問い合わせ先:東北大学予防精神医学寄附講座 cbt.skillup@gmail.com
東日本大震災から8年が経過し、これまで被災地では様々な支援がなされてきましたが、大規模災害におけるメンタルヘルス支援には今なお多くの課題が残っております。
そこで当講座では、これまでの被災地支援の経験や知見の集積を図り、大規模災害後の中長期支援の在り方を考える標記シンポジウムを開催いたします。
詳細につきましては、下記の要項ならびにポスターにてご確認下さい。また、最新の情報は当HPで更新していく予定としております。
被災地支援や災害精神医学に携わる関係者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。
日時:2019年8月1日(木曜日)10:00-17:00(9:30受付開始)
場所:TKPガーデンシティ仙台 AER30階 ホール30A
対象:医療、保健、福祉、教育分野の業務等に携わる支援者・専門家
申込: | 事前申込不要 |
参加費無料 |
主催:東北大学大学院 医学系研究科 予防精神医学寄附講座
後援: | みやぎ心のケアセンター |
東北大学 災害科学研究拠点 東北大学 コンダクター型災害保健医療人材の養成プログラム 東北大学 災害科学国際研究所 |
※開催案内ポスターはこちら(pdf)
※プログラムの詳細日程は、準備が整い次第、当ホームページ内に掲載いたします。
本研修は、東日本大震災被災地で精神保健・福祉等の支援業務に従事する方に対して、支援スキルの向上および自身の心の健康増進と精神的不健康の予防のために、認知行動療法に関する知識を学んでいただくことを目的とした研修です。
今年度は2回開催予定しており、1回目の開催となる今回のテーマは、「支援業務に活かす認知行動的スキル・問題解決法」です。認知行動的なテクニックの中でも、問題解決スキルとソクラテス式質問を取りあげ、演習を交えて学びます。
※H30年2月(第12回)、7月(第13回)、H31 年2月(第14回)に開催した研修と同じ内容になります。
参加を希望される方は、下記の要項をご確認の上ご応募くださいますようお願い申し上げます。
日時:2019年5月28日(火)13:00~16:00
会場:TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口カンファレンスルーム7G
対象者:精神保健・福祉等に関する仕事をしており、支援スキルの向上や認知行動療法に関する知識の学習を目指す方
参加費:無料
共催:みやぎ心のケアセンター
後援:仙台市精神保健福祉総合センター(はあとぽーと仙台)
研修会の詳細およびお申し込み方法・お問い合わせ先につきましては、pdfファイルをご確認下さい。
pdfファイルはこちら
本講座は、認知行動療法(CBT)を中心に実践に役立つ心理支援スキルについての研修を行い、宮城県内の精神保健医療水準の向上を目的にしています。東北大学予防精神医学寄附講座とみやぎ心のケアセンターが共催で開催しており、本年度で8年目を迎えます。
本年は、第1回5月29日、第2回7月24日(大野裕先生)、第3回9月4日(熊野宏昭先生)、第4回12月11日(大野裕先生)に開催予定です。第2回、第4回では参加者からの事例提示も募集予定です。
第1回(5月29日開催)への参加をご希望の方は、下記の要項をご確認の上、お申込みくださいますようお願い申し上げます。
【テーマ】「社交不安障害に対するCBT」
社交不安障害に対するCBTについて、ミニ講座および事例検討会を予定しています(どちらかだけの参加も可能)。尚、ミニ講座は、東北大学スタッフにより厚生労働省の認知行動療法マニュアル(HPからダウンロード可能)に則った社交不安障害のCBTの概略を解説予定です。
事例検討会講師:金井嘉宏先生(東北学院大学教養学部人間科学科准教授)
【開催日時】2019年5月29日(水)18:00~20:30
【場所】TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口7階 カンファレンスルーム7G
【対象】精神保健・医療・教育機関等に所属する医師、看護師、臨床心理士などの専門職
【定員】50名程度(先着優先。但し、申込書の内容に応じた選考を行うことがあります)
【参加費】無料
【申込方法】参加申込書(WordもしくはPDF)に必要事項を記載しE-mail添付にてお申し込みください。
【申込締切り】 2019年5月22日(水)(必着)
【申込先:問合せ先】
東北大学大学院医学系研究科予防精神医学寄附講座 担当:國井
e-mail:cbt.skillup@gmail.com TEL&FAX:022-717-8059
2019年2月19日(火)にTKPガーデンシティプレミアム仙台西口にて、当寄附講座とみやぎ心のケアセンター共催の「第14回こころのエクササイズ研修~支援業務に活かす認知行動的スキル・問題解決法~」を開催しました。
本研修は、東日本大震災被災地で精神保健・福祉等の支援業務に従事する方に対して、支援スキルの向上および自身の心の健康増進と精神的不健康の予防のために、認知行動療法に関する知識を学んでいただくことを目的とした研修です。
当日は、保健師・看護師・心理士・精神保健福祉士・介護支援員・生活相談員等、多職種の方々、47名が参加されました。今回も認知行動的なスキルとして問題解決スキルとソクラテス式質問について演習を交えて講義を行いました。参加された方々は、グループワークやペアワークによる実践的な体験を通じて積極的にコミュニケーションを図りつつ、日頃の活動に活かすためにはどうするかを考え、熱心に学びを深めていました。
次回開催は未定ですが、来年度も皆様からのニーズにお応えできる内容を企画し、開催してまいります。
2019年2月6日(水)に仙台駅前HUMOS5にて、当講座とみやぎ心のケアセンター共催の「平成30年度第3回心理支援スキルアップ講座」が開催されました。今回も、診療やさまざまな支援の場で認知行動的アプローチを実践的に用いることを念頭に、心理支援スキルおよび宮城県内の精神保健医療水準の向上を目的として開催しました。
今回の講座では、認知行動的アプローチについて事例検討会を行いました。当日は、37名の精神科医、臨床心理士、精神保健福祉士等の方々が参加しました。
事例検討会では、アドバイザーとして大野裕先生(認知行動療法研修開発センター理事長)をお招きし、短期介入における認知行動的アプローチについて、丁寧な解説を織り交ぜて頂きながら理解を深めました。 その後、予防精神医学寄附講座のスタッフより、災害後の回復・復興期の心理支援に活用できる「サイコロジカル・リカバリー・スキル(Skills for Psychological Recovery)」について事例を含めて紹介しました。短期介入において効率よく“情報を集め、支援の優先順位を決める”というプロセスを紹介させていただきました。
次回開催は未定ですが、2019年度も皆様からのニーズにお応えできるような内容を企画し、本講座を開催予定です。
本講座は、認知行動療法(CBT)を中心に実践に役立つ心理支援スキルについての研修を行い、宮城県内の精神保健医療水準の向上を目的にしています。みやぎ心のケアセンターと東北大学予防精神医学寄附講座の共催で開催しており、本年度で7年目を迎えます。
今回は、7月、10月に行われた心理支援スキルアップ講座に続く3回目の開催となります。参加を希望される方は、下記の要項をご確認の上ご応募くださいますようお願い申し上げます。
【テーマ】「日頃の支援に活かす認知行動的なアプローチ」
事例検討会: | 構造的なCBTではなく、「CBT的なアプロ―チ」を実践的に用いることを念頭に、事例検討会を予定しています。 |
アドバイザー:大野裕先生(認知行動療法研修開発センター理事長)
【開催日時】
平成31年2月6日(水)19:00~20:30
※事例発表者を募集しております。ちょっとした日常の診療・支援場面での疑問について、短い事例提示でも、構造的なCBTに拘らなくても結構です。ご希望の方は、申込書に記載ください。
【場所】仙台駅前 HUMOS5(ヒューモスファイブ)8階 貸会議室(大)
【対象】精神保健・医療・教育機関等に所属する医師、看護師、臨床心理士などの専門職
【定員】40名程度(先着優先)
(定員を超えた場合、申込書の内容に応じた選考を行うことがあります)
【参加費】無料
【申込方法】参加申込書(WordもしくはPDF)に必要事項を記載しe-mail添付にてお申し込みください。
【申込締切り】 平成31年1月23日(水)(必着)
(定員を超えた場合、申込書の内容に応じた選考を行うことがあります)
【申込先:問合せ先】
東北大学大学院医学系研究科予防精神医学寄附講座 担当:國井
e-mail:cbt.skillup@gmail.com TEL&FAX:022-717-8059
本研修は、東日本大震災被災地で精神保健・福祉等の支援業務に従事する方に対して、支援スキルの向上および自身の心の健康増進と精神的不健康の予防のために、認知行動療法に関する知識を学んでいただくことを目的とした研修です。
今年度2回目の開催となる今回のテーマは、「支援業務に活かす認知行動的スキル・問題解決法」です。認知行動的なテクニックの中でも、問題解決スキルとソクラテス式質問を取りあげ、演習を交えて学びます。(本研修は、H30年2月、7月に開催した第12回、第13回研修と同じ内容になります。)
参加を希望される方は、下記の要項をご確認の上ご応募くださいますようお願い申し上げます。
日時:2019年2月19日(火)13:00~16:00
会場:TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口カンファレンスルーム7G
対象者:精神保健・福祉等に関する仕事をしており、支援スキルの向上や認知行動療法に関する知識の学習を目指す方
参加費:無料
共催:みやぎ心のケアセンター
後援:仙台市精神保健福祉総合センター(はあとぽーと仙台)
研修会の詳細およびお申し込み方法・お問い合わせ先につきましては、pdfファイルをご確認下さい。
pdfファイルはこちら
2018年11月15日(木)に気仙沼市(ゲストハウス気仙沼アーバン)において、当講座とみやぎ心のケアセンター主催の「子ども・若者の支援にいかすトラウマ・インフォームド・ケア研修会」が開催されました。本研修会では、亀岡智美先生(兵庫県こころのケアセンター副センター長)を講師に迎え、トラウマがその人の人生に与える影響を「見える化」し、その上でケアを提供する最新のアプローチを学びました。トラウマ支援に関わる45名の精神科医、臨床心理士、精神保健福祉士、保健師、教師等の多職種の方々が参加しました。
第1部では、トラウマ・インフォームド・ケアに関わるPTSD症状の理解や支援の実際について学びました。
第2部では、実践的なワークを通して、トラウマ・インフォームド・ケアにおける心理教育、自己コントロール力を強化する働きかけ等を学びました。
トラウマの視点を踏まえて本人・家族と目標を共有しながら継続的に支援する重要性を確認することができました。
2018年10月31日(水)に仙台駅前HUMOS5にて、当講座とみやぎ心のケアセンター共催の「平成30年度第2回心理支援スキルアップ講座」が開催されました。今回も、診療やさまざまな支援の場で認知行動的アプローチを実践的に用いることを念頭に、心理支援スキルおよび宮城県内の精神保健医療水準の向上を目的として開催しました。
今回の講座では、「強迫性障害」に対する認知行動的アプローチについての研修を行いました。当日は、46名の精神科医、臨床心理士、精神保健福祉士、看護師等の多職種の方々が参加しました。
第1部では、濱家由美子先生(東北大学精神科)が講師となり、強迫性障害の認知行動療法アプローチの基礎を学びました。
第2部では、アドバイザーとして金井嘉宏先生(東北学院大学准教授)をお招きし、事例検討会を行いました。
次回は、2019年2月6日(水)に開催予定です。
今年も当寄附講座主催のトラウマに対する研修会を開催いたします。
「子ども・若者の支援にいかすトラウマ・インフォームド・ケア 研修会 ~あらゆる職種に役立つトラウマ支援の研修会~」と題して気仙沼市にて開催を予定しております。
トラウマ・インフォームド・ケア(Trauma-Informed Care:TIC)は、トラウマ(虐待、暴力、事故、災害などによる)を抱えている方を支援する、あらゆる職種(保健・医療・福祉・教育・司法・警察・消防など)の方に役立つアプローチです。本研修会では、主に「子ども・若者」のトラウマの基礎知識を学びます。
近年の研究で、児童期のトラウマが人生全体を左右する深刻な出来事であることが分かってきています。TICは、トラウマが人生に与える影響を「見える化」し、その上でケアを提供する最新のアプローチです。
日時:2018年11月15日(木)13:30~17:30
講師:亀岡 智美 先生(兵庫こころのケアセンター 副センター長)
会場:ゲストハウス気仙沼アーバン(宮城県気仙沼市本郷22番地5)
対象者:トラウマ支援に関わる、保健・医療・福祉・教育・司法・警察・消防関係等の職員
参加費:無料
共催:みやぎ心のケアセンター
研修の詳細およびお申し込み方法・お問い合わせ先につきましては、pdfファイルをご確認下さい。
pdfファイルはこちら
本講座は、認知行動療法(CBT)を中心に実践に役立つ心理支援スキルについての研修を行い、宮城県内の精神保健医療水準の向上を目的にしています。みやぎ心のケアセンターと東北大学予防精神医学寄附講座が共催で開催しており、本年度で7年目を迎えます。
今回は、7月に行われた「平成30年度第1回心理支援スキルアップ講座」に続く2回目の開催となります。参加を希望される方は、下記の要項をご確認の上ご応募くださいますようお願い申しあげます。
【テーマ】「強迫性障害」に対する認知行動的アプローチ
<第1部>強迫性障害のCBT基礎講座
・強迫性障害のCBT講座(初学者向けに強迫性障害のCBTについて学びます)
・担当:東北大スタッフ
<第2部>事例検討会
・強迫性障害に対する認知行動的アプローチについて、事例検討会を予定しております。
・アドバイザー:金井 嘉宏 先生 (東北学院大学 准教授)
【開催日時】
10月31日(水) | 第1部 18:00~18:50 |
第2部 19:00~20:30 |
※第1部は初学者向け、第2部は初級~中級者向けの内容を予定
※第1部、第2部のどちらか一方のみの参加でも構いません。申込書に希望を記載してください。
※事例発表される方を募集しております。ちょっとした日常の診療・支援場面での疑問について、短い事例提示でも結構です。希望される方は、申込書に記載ください。
【場所】仙台駅前 HUMOS5(ヒューモスファイブ)8階 貸会議室(大)
【対象】精神保健・医療・教育機関等に所属する医師、看護師、臨床心理士などの専門職
【定員】40名程度(先着優先)
(定員を超えた場合、申込書の内容に応じた選考を行うことがあります)
【参加費】無料
【申込方法】参加申込書(WordもしくはPDF)に必要事項を記載しe-mail添付にてお申し込みください。
【申込締切り】 平成30年10月17日(水)(必着)
(定員を超えた場合、申込書の内容に応じた選考を行うことがあります)
【申込先:問合せ先】
東北大学大学院医学系研究科予防精神医学寄附講座 連絡担当者:山本佳子
e-mail:cbt.skillup@gmail.com TEL&FAX:022-717-8059
2018年7月24日(火)に仙台駅前HUMOS5にて、当寄附講座とみやぎ心のケアセンター共催の「第13回こころのエクササイズ研修~支援業務に活かす認知行動的スキル・問題解決法~」が開催されました。
本研修は、東日本大震災被災地で精神保健・福祉等の支援業務に従事する方に対して、支援スキルの向上および自身の心の健康増進と精神的不健康の予防のために、認知行動療法に関する知識を学んでいただくことを目的とした研修です。
当日は44名の保健師・看護師・心理士・社会福祉士・精神保健福祉士・作業療法士・介護支援員・生活相談員等の職種の方々が参加されました。今回も認知行動的なスキルとして問題解決スキルとソクラテス式質問について演習を交えて講義を行いました。参加された方々は、グループワークやペアワークを通じて、驚いたり笑ったりと和やかな雰囲気の中で、熱心に学びを深められておりました。
2018年7月18日(水)に仙台駅前HUMOS5にて、当寄附講座とみやぎ心のケアセンター共催の「平成30年度第1回心理支援スキルアップ講座」が開催されました。
本講座は、認知行動療法(CBT)的なアプローチを、診療やさまざまな支援の現場で実践的に用いることを念頭に心理支援スキルについての研修を行い、宮城県内の精神保健医療水準の向上を目的にしています。当日は37名の精神科医・臨床心理士・精神保健福祉士・看護師等の職種の方々がご参加されました。
今回もアドバイザーとして大野裕先生 (認知行動療法研修開発センター理事長)をお招きし、事例検討会を行いました。2名の方から事例をご提供いただき、日頃の支援・診療に活かす認知行動的なアプローチについて学びました。
予防精神医学寄附講座学術研究員(臨床心理士)1名
2018年7月1日 10:00 | 採用情報
募集種別:予防精神医学寄附講座学術研究員(臨床心理士)
募集人員:1名
任用期間:平成30年7月~平成31年3月31日(勤務実績により継続更新する場合あり)
応募資格:下記のいずれかの条件を満たす方
1) 臨床心理士資格を有する方
2) 臨床心理士資格の受験資格を有する方
3) その他、1)、2)に準ずる資格を持つ方
募集期間:平成30年7月~(採用が決まり次第、締め切りとさせていただきます)
詳細(東北大学大学院医学研究科・医学部ウェブサイト)
問い合わせ/応募書類提出先
東北大学大学院予防精神医学寄附講座 担当:山本
宛先:〒980-8574 仙台市青葉区星陵町1-1
電話&FAX:022-717-8059
E-mail : yamamoto*med.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えてください)
本講座は、認知行動療法(CBT)を中心に実践に役立つ心理支援スキルについての研修を行い、宮城県内の精神保健医療水準の向上を目的にしています。みやぎ心のケアセンターと東北大学予防精神医学寄附講座が共催で開催しており、本年度で7年目を迎えます。
今年度は3回程度の開催を予定し、開催ごとに募集を募りたいと思います。参加を希望される方は、下記の要項をご確認の上ご応募くださいますようお願い申し上げます。
【テーマ】「日頃の支援に活かす認知行動的なアプローチ」
【内容】事例検討会
・構造的なCBTではなく、「CBT的なアプローチ」を実践に用いることを念頭に、事例検討会を予定しています
・アドバイザー:大野 裕 先生 (認知行動療法研修開発センター理事長)
【開催日時】7月18日(水) 19:00~20:30
※事例発表される方を募集しております。ちょっとした日常の診療・支援場面での疑問について、短い事例提示でも結構です。希望される方は、申込書に記載ください。
【場所】仙台駅前 HUMOS5(ヒューモスファイブ)8階 貸会議室(大)
【対象】精神保健・医療・教育機関等に所属する医師、看護師、臨床心理士などの専門職
【参加費】無料
【定員】40名程度(先着優先)
【申込方法】参加申込書(Word)に必要事項を記載しe-mail添付にてお申し込みください。
【申込締切り】 平成30年7月11日(水)(必着)
(定員を超えた場合、申込書の内容に応じた選考を行うことがあります)
本研修は、東日本大震災被災地で精神保健・福祉等の支援業務に従事する方に対して、支援スキルの向上および自身の心の健康増進と精神的不健康の予防のために、認知行動療法に関する知識を学んでいただくことを目的とした研修です。
今年度1回目の開催となる今回のテーマは、「支援業務に活かす認知行動的スキル・問題解決法」です。認知行動的なステクニックの中でも、問題解決スキルとソクラテス式質問を取りあげ、演習を交えて学びます。
参加を希望される方 は、下記の要項をご確認の上ご応募くださいますようお願い申しあげます。
日時:2018年7月24日(火)13:00~16:00
会場:仙台駅前 HUMOS5(ヒューモスファイブ)8階 貸会議室(大)
対象者:精神保健・福祉等に関する仕事をしており、支援スキルの向上や認知行動療法に関する知識の学習を目指す方
参加費:無料
共催:みやぎ心のケアセンター
後援:仙台市精神保健福祉総合センター(はあとぽーと仙台)
研修会の詳細およびお申し込み方法・お問い合わせ先につきましては、pdfファイルをご確認下さい。
2018年2月6日(火)に仙台駅前HUMOS5にて、当寄附講座とみやぎ心のケアセンター共催の「第12回こころのエクササイズ研修~支援業務に活かす認知行動的スキル・問題解決法~」が開催されました。
本研修は、東日本大震災被災地で精神保健・福祉等の支援業務に従事する方に対して、支援スキルの向上および自身の心の健康増進と精神的不健康の予防のために、認知行動療法に関する知識を学んでいただくことを目的とした研修です。
当日は36名の保健師・看護師・就業支援員等の職種の方々がご参加されました。今回は認知行動的なスキルの中でも問題解決スキルとソクラテス式質問が取りあげられ、参加された方々はグループワークやペアワークなどによる演習を通して学びを深めておられました。
2018年2月3日(土)に仙台駅前HUMOS5にて、当寄附講座主催の「学校と精神医療との連携のための研修会~思春期・青年期の精神症状の見立てと連携~」が開催されました。
子どもの精神疾患が増える中、学校/教育関係者と精神医療関係者との連携はますます重要になっています。そこで、日本医療研究開発機構(AMED)「児童・思春期における心の健康発達・成長支援に関する研究」事業(研究代表者:水野雅文、研究分担者:松本和紀)の一環として、学校/教育関係者と精神医療関係者との連携を促進するために、宮城県教育委員会、宮城県精神保健福祉センター、仙台市精神保健福祉総合センターのご後援を受け、本研修を企画・開催いたしました。
当日は、35名の学校教諭・スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー等の方々がご参加されました。抑うつ症状・幻覚や妄想・社交不安・トラウマといった精神症状の捉え方・評価をテーマに、グループワークを通して日頃感じておられる困り事や疑問点について意見を交わし、学びを深めておられました。
この度、本寄附講座の研究活動の1つである「東日本大震災後の精神科病院への入院患者数の増加」についての論文が受理されましたのでお知らせします
Sakuma A, Ueda I, Rengi S, Shingai T, Matsuoka H, Matsumoto K.
Increase in the Number of Admissions to Psychiatric Hospitals ImmediatelyAfter the Great East Japan Earthquake. Asia-Pacific Psychiatry, doi:10.1111/appy.12307. in press
この度、本寄附講座の研究活動の1つである「東日本大震災後の社会福祉協議会職員の健康状態に関する調査研究」についての論文が公開されました。
Ueda I, Sakuma A, Takahashi Y, Shoji W, Nagao A, Abe M, Suzuki Y, Matsuoka H, Matsumoto K.
Criticism by community people and poor workplace communication as risk factors for the mental health of local welfare workers after the Great East Japan Earthquake: A cross-sectional study.
PLOS ONE. 12(11). doi: 10.1371/journal.pone.0185930. 2017
是非ご一読下さい。
本研修は、東日本大震災被災地で精神保健・福祉等の支援業務に従事する方に対して、支援スキルの向上および自身の心の健康増進と精神的不健康の予防のために、認知行動療法に関する知識を学んでいただくことを目的とした研修です。
今年度2回目の開催となる今回のテーマは、「支援業務に活かす認知行動的スキル・問題解決法」です。認知行動的なステクニックの中でも、問題解決スキルとソクラテス式質問を取りあげ、演習を交えて学びます。
参加を希望される方 は、下記の要項をご確認の上ご応募くださいますようお願い申しあげます。
日時:2018年2月6日(火)13:00~16:00
会場:仙台駅前 HUMOS5(ヒューモスファイブ)8階 貸会議室(大)
対象者:精神保健・福祉等に関する仕事をしており、支援スキルの向上や認知行動療法に関する知識の学習を目指す方
参加費:無料
共催:みやぎ心のケアセンター
後援:仙台市精神保健福祉総合センター(はあとぽーと仙台)
研修会の詳細およびお申し込み方法・お問い合わせ先につきましては、pdfファイルをご確認下さい。
2017年12月13日(水)、14日(木)に仙台TKPカンファレンスセンターにて、当寄附講座主催の「災害復興期の回復を支えるこころのケア サイコロジカル・リカバリースキル(SPR)研修会」が開催されました。
サイコロジカル・リカバリースキル(Skills for Psychological Recovery:SPR)は、米国で開発された、災害復興期における被災者の回復を支えるための心理支援法です。講師は兵庫県こころのケアセンター研究主幹の大澤智子先生(臨床心理士・SPR認定トレーナー)がご担当されました。
19名の臨床心理士・保健師・看護師等の職種の方々がご参加され、グループワークや質疑応答を通して学びを深めておられました。
2017年12月6日(水)に仙台駅前HUMOS5にて、当寄附講座とみやぎ心のケアセンター共催の「平成29年度第2回心理支援スキルアップ講座」が開催されました。
本講座は、認知行動療法(CBT)を中心に実践に役立つ心理支援スキルについての研修を行い、宮城県内の精神保健医療水準の向上を目的にしています。当日は29名の精神科医・臨床心理士・精神保健福祉士・看護師等の職種の方々がご参加されました。
前半は寄附講座スタッフが講師を担当し、フォーミュレーション(症例の概念化)を作成する際のポイントを講義形式でご紹介したうえで、模擬ケースを使って実際にフォーミュレーションを立てるワークを体験して頂きました。
後半はアドバイザーとして大野裕先生 (認知行動療法研修開発センター理事長)をお招きし、事例検討会を行いました。
本講座は、認知行動療法(CBT)を中心に実践に役立つ心理支援スキルについての研修を行い、宮城県内の精神保健医療水準の向上を目的にしています。みやぎ心のケアセンターと東北大学予防精神医学寄附講座が共催で開催しており、本年度で6年目を迎えます。
今回は、7月に行われた「平成29年度第1回心理支援スキルアップ講座」に続く第2回の開催となります。参加を希望される方は、下記の要項をご確認の上ご応募くださいますようお願い申しあげます。
【テーマ】「日頃の支援に活かす認知行動的なアプローチ」
<第1部>CBT基礎講座
・初学者向けにCBTの基本について学びます
・担当:東北大スタッフ
<第2部>事例検討会
・構造的なCBTではなく、「CBT的なアプローチ」を実践に用いることを念頭に、事例検討会を予定しています
・アドバイザー:大野 裕 先生 (認知行動療法研修開発センター理事長)
【開催日時】
12月6日(水) | 第1部 18:00~19:00 |
第2部 19:00~20:30 |
※第1部は初学者向け、第2部は初級~中級者向けの内容を予定
※第1部、第2部のどちらか一方のみの参加でも構いません。申込書に希望を記載してください。
※事例発表される方を募集しております。ちょっとした日常の診療・支援場面での疑問について、短い事例提示でも結構です。希望される方は、申込書に記載ください。
【場所】仙台駅前 HUMOS5(ヒューモスファイブ)8階 貸会議室(大)
【対象】精神保健・医療・教育機関等に所属する医師、看護師、臨床心理士などの専門職
【参加費】無料
【定員】40名程度(先着優先)
【申込方法】参加申込書(Word)に必要事項を記載しe-mail添付にてお申し込みください。
【申込締切り】 平成29年11月29日(水)(必着)
(定員を超えた場合、申込書の内容に応じた選考を行うことがあります)
【申込先:問合せ先】
東北大学大学院医学系研究科予防精神医学寄附講座 連絡担当者:齋藤真由美
e-mail:cbt.skillup@gmail.com TEL&FAX:022-717-8059
先日ご案内した「サイコロジカル・リカバリースキル(SPR)研修会~災害復興期の回復を支えるこころのケア~」の参加申し込みの受付を開始致します。
研修の詳細およびお申し込み方法・お問い合わせ先につきましては、pdfファイルをご確認下さい。
今年も「災害復興期の回復を支えるこころのケア サイコロジカル・リカバリースキル(SPR)研修会」を開催致します。
サイコロジカル・リカバリースキル(Skills for Psychological Recovery:SPR)は、米国で開発された、災害復興期における被災者の回復を支えるための心理支援法です。
エビデンスがある介入方法から選ばれた6つのスキルで構成されており、様々な現場における支援、心理介入に役立ちます。
日時:2017年12月13日(水)、14日(木)
講師:大澤 智子 先生(兵庫こころのケアセンター 研究主幹)
会場:仙台TKPカンファレンスセンター
対象者:災害等の被災者支援に関わっている医師、心理士、看護師、保健師、精神保健福祉士等の専門職
参加費:無料
共催:みやぎ心のケアセンター
研修会の詳細やお申し込み方法・お問い合わせ先は、後日改めて周知させて頂きます。
2017年8月5日(土)、6日(日)に仙台市戦災復興記念館にて、当寄附講座主催の「トラウマに対する認知処理療法研修会」が開催されました。
認知処理療法(Cognitive Processing Therapy: CPT)は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に対する認知行動療法です。本研修会ではCPTの理論と基本原則、臨床上の実施方法が取り上げられました。
講師は下記の先生方です。
伊藤 正哉 先生(国立精神・神経医療センター 認知行動療法センター 室長)
森田 展彰 先生(筑波大学 医学医療系 准教授)
中島 聡美 先生(福島県立医科大学 放射線医学県民健康管理センター 特命准教授)
髙岸 百合子 先生(駿河台大学 心理学部 講師)
37名の精神科医・臨床心理士の方々がご参加され、ロールプレイや質疑応答を通して学びを深めておられました。